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2000年度稲門建築会近畿支部総会開催!
2000年度稲門建築会近畿支部総会 去る10月27日(金)稲門建築会近畿支部総会が西梅田のハービス大阪6階、ガーデンシティクラブ大阪において、本部より柴田寛二会長、大学から古谷誠章先生をお招きし、とりおこなわれました。松村委員の司会進行のもと重村新支部長によるあいさつと今後の近畿支部の活動方針表明、柴田寛二会長によるあいさつの後、最長老の上林さんによる乾杯の音頭により懇談会が始まりました。しばしの歓談の後、古谷誠章先生より、大学の近況報告とスライドショーがありました。近況報告は主に全国の大学に先駆けて行った6年一貫教育についての報告がありました。スライドショーは、今井兼二先生設計の本部図書館の博物館への改修の話で始まり、アンパンマンミュージアムのワークショップの話、そしてモンゴル、タイの生活を観察した興味深い話でした。その後は歓談とスピーチの後、松村委員のピアノ伴奏をバックに恒例の都の西北、紺碧の空、早稲田の栄光を大合唱。最後は重村支部長による熱いエールで無事散会となりました。

重村新支部長のあいさつ

柴田会長のあいさつ

最長老の上林さんによる乾杯の音頭

松村委員によるピアノ演奏

古谷先生によるスライドショー

都の西北

重村新支部長によるエール



佐川美術館見学会!
総会で告知のあった佐川美術館見学会が去る11月18日(土)とりおこなわれました。 参加人数は総勢7名で晴天にめぐまれましたが琵琶湖付近の強風で肌寒く感じました。 京都付近の渋滞に巻き込まれた重村支部長、松村委員一行を待つあいだ、運転手控室で内海委員から配られた佐川美術館の資料と広岡さんのお土産の八つはしをさかなに建築談義で盛り上がっていました。重村支部長、松村委員到着後も尽きない話を振り切ってようやく見学を開始。内海委員の先導で中へ入りました。 琵琶湖の埋立地に建つ佐川美術館は大きな切り妻屋根が2棟、かつて湖であったこと連想させる6000Fもの水面に囲まれて建っています。軒は深く、屋根は亜鉛メッキステンレス、外壁は杉板型枠打ちはなしのオムニア板と素材の質感を強調し、徹底したモノトーンの色彩計画を行っております。 コレクションは平山郁夫の仏教伝来、シルクロードをテーマにした日本画と佐藤忠良の女性や子供をモチーフに人間の美を表現した彫刻です。どちらも日本や東アジアを強く感じさせる作品群で、水面に浮かぶ様に建つ禁欲的な建物の外観と相まって日本人が思い描く美術館のひとつの理想型を思わせます。 外部の雄大なスケール感から中は一転して日本画にふさわしい緊張感のあるスケールです。内海委員によると、何度もモックアップやパースで作者や運営委員と検討を重ねたそうです。 現場での数々のエピソードを聞きながら展示室の見学を終え、ガラス越しに池が見渡せるティーラウンジで遅い昼食をとりながら、また建築談義の続きを。そして日も暮れかかったころにじっくり外部をみながら帰路へ着きました。 帰りは有志によってビアホールで乾杯、散会となりました。

控室での談話

いよいよ見学開始

内海委員の案内

佐藤忠良のアトリエ写真を見ながら

名残惜しみながら帰路へ