去る11月6日(火)、近畿支部総会「交流の夕べ」がオペラ・ドメーヌ高麗橋において、大学より中谷礼仁先生をお招きし、とりおこなわれました。
会場であるオペラ・ドメーヌ高麗橋は、大阪教育生命保険の社屋として明治45年に建てられた辰野金吾設計の建築です。
午後6:30に「交流の夕べ」が始まりました。 藤川委員の司会進行のもと、重村支部長によるあいさつ、最長老の太田隆信さんによる乾杯の音頭により懇談会が始まりました。しばしの歓談の後、中谷先生により、「今和次郎「日本の民家」再訪作業から始まった一連のフィールドワークの進展について」と題した講演を行いました。
中谷先生の講演は、今和次郎先生がかつて調査で訪れた民家の場所をさまざまな資料を駆使して特定し、その場所を訪れて現在の状況を確かめるといったものでした。「元気に残っている集落は固い地盤とやわらかい地盤の境界部分に多い」、「今先生は民家の選択に当時の鉄道の最終駅を狙っていた」などとても興味深い話ばかりで皆聞き入っていました。
その後恒例の一人1分スピーチの後、都の西北、を大合唱。槇本のエールの後、委員である森山正和委員さんの閉会の言葉で無事散会となりました。
二次会は、近くの居酒屋「翌檜の森」において、中谷先生も参加していただき、午後11:00までなごやかな時間をすごしました。
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