■講師のご紹介 |
●吉良森子(建築家|MORIKO KIRA ARCHITECT BV 主宰 苗S62) |
吉良氏は、早稲田大学理工学部建築学科大学院在学中に、デルフト工科大学へ2年間留学したのち、1990年、早稲田大学建築学科大学院を修了されました。
1992年より、レム・コールハースのアシスタントをしていたベン・ファン・ベルケル建築事務所 (UN studio)に勤務し、1996年、アムステルダムに建築事務所を設立しています。
その後、オランダ住宅・国土開発・環境省建築局勤務、アムステルダム市美観委員会委員など、オランダで活躍される一方、2010年からは、神戸芸術工科大学環境建築学科で客員教授をされています。
多くの設計の実績があり、新築のみならず、16世紀末から幾度も改修が繰り返されてきた「シーボルトハウス」や19世紀末に建てられた教会の改修なども手がけており、建築が将来の改修でいかに「変わる力」を持つことができるかを思索しております。
| Photo by Kees van de Veen |
●塩浦政也(建築家|株式会社SCAPE主宰 苗H09) |
塩浦氏は、組織設計事務所の建築家として、東京スカイツリータウン、トヨタ自動車ヘッドクオーター等の設計を担当。その中で必ずしも「箱」を作ることだけがこれからの建築家の仕事ではないのでは、という問題意識から、デザインマネジメントや行動経済学に触れ、空間における人々の行動を活性化することを目的とした包括的デザイン “Activity Design” のコンセプトを開発し、2013年にNikken Activity Design labを社長直轄部署として設立しました。
2018に様々なプロフェッショナルをつなぐ21世紀型のアーキテクトスタジオである株式会社SCAPEを設立。「22世紀の景色(=SCAPE)を作る」ことをテーマに、建築家の活動領域を拡張する活動を開始しました。
| トークイベントBAGAKU | |
●早野洋介(建築家|MAD Architects 共同主宰 苗H13) |
早野氏は、早稲田大学理工学部材料工学科で学ぶと同時に、早稲田大学芸術学校で建築を学び、2001年に卒業した後、ロンドンのAAスクールに進み修士号を取得しました。
2003年、AAスクール卒業後は、ロンドンのザハ・ハディド事務所に所属し、広州オペラハウスや北京SOHOのプロジェクトなどを手がけ、その後ザハ・ハディド事務所の同僚であったマ・ヤンソン氏、ダン・チュン氏とともに、2004年、北京にてMAD Architectsを設立し、設計活動を展開しています。
MADは東洋的自然観に基く造形を通じて、現代における新しい都市と建築の在り方を挑戦的に提案し、インスタレーションから建築、ひいては都市スケールまでの様々なプロジェクトを中国国内にとどまらず、日本、アメリカそしてヨーロッパなど、数々の国においてで実践しています。
| 清津峡トンネルリノベーション |
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■司会者のご紹介 |
●倉方俊輔(建築史家|大阪市立大学准教授 苗H16) |
1971年生まれ
早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修了。伊東忠太の研究で博士号を取得し、2011年から大阪市立大学准教授。
日本の近現代建築の研究と並行して、『東京モダン建築さんぽ』『建築の日本-その遺伝子のもたらすもの』『伊東忠太著作集』『吉阪隆正とル・コルビュジエ』などの編著書の執筆、メディア出演、日本最大の建築公開イベント「イケフェス大阪」実行委員、Ginza Sony Park Projectメンバーを務めるなど、建築の価値を社会に広く伝える活動を行う。
日本建築学会賞(業績)(2016年)、日本建築学会教育賞(2017年)受賞。
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